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【2003年あの頃の就活】氷河期世代の子育てを讃えたい②

前回記事からの続きです。

 

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希望の業種に就職する為、銀行で派遣社員として働きながら、就職浪人することになった私。

目次

 

 かたやエリート。かたや派遣社員。

4月の歓迎会で部長に、派遣さんも自己紹介と言われて一瞬固まる私。

その前の新卒正社員さんの自己紹介では、当たり前のように出身大学と学部、大学時代に勉強してきた事、どんな銀行員になりたいかという意気込みが、熱量高く語られていました。

 

mori
え、その後で、新卒派遣の私が自己紹介…⁈
 

ずっと勤め上げるビジョンもなければ、正社員でこんな大手に内定を貰えるほどの自慢できる大学でもないし、経済に関する深い勉強もしていない(文学部)。

 

とは言っても自己紹介を振られたので、なんとか絞りだしました。

 

「〇〇大学の文学部を卒業しました。

大学在学中は…、経済を勉強する機会はなかったのですが、早く仕事を覚える様に頑張ります。宜しくお願いします。」

 

絞り出した精一杯の自己紹介。

この歓迎会。早く帰りたくて仕方なかった記憶しかありません。

 

仕事中に階段で大泣き

6月頃でした。

窓口のある一階にお遣いを頼まれて、階段で1Fに向かっていました。

階段の下で、新卒正社員さんとその先輩が話しているのが聞こえました。

 

先輩「〇〇くん、もうすぐボーナスじゃん!人生初ボーナス、どうするの〜?」

新卒正社員さん「え、入ったばかりなのにちゃんと貰えるんすか?」

先輩「そりゃそうだよ!…あっ…シッ。(新卒派遣mori登場)」

 

聞こえなかったふりをして、笑顔で

「お疲れ様でーす」

と言った後、1Fでの用を済ませました。

(派遣にボーナスは出ません。寸志3万円支給予定。)

2Fに上がる途中、ストッキングが伝染しているのが目に入りました。

誰も指摘してくれなかったな。いつから伝染してたんだろ。

ああ…………惨めだ。

 

大学在学中にもっと勉強すればよかった?

そもそも、高校時代に浪人してでももっとレベルの高い大学に入ればよかった?

いや、むしろ学歴や勉強じゃなくて、私の内面や性格に問題があるの…?

踊り場で涙が溢れて、自分のプライドはズタズタでした。

 

ボロボロでも就活

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派遣社員として働く中でも、就職活動は続けていました。

とは言っても予想以上に就職浪人としての両立は難しく、6月頃には既に1社に絞っていました。常にギリギリの気持ちで選考に臨んでいました。

秋。

嘘をついて休みをもらった最終面接の帰り。

最終面接で面接官の方が、

「今日は9人に1人くらいの採用になると思います。そのままのご自分で臨んでください」

とおしゃっていたことを思い出しました。

電車の中で、

そのままの自分を評価してくれる人って本当にいるのかな。

そのままの自分を欲してくれる会社って本当にあるのかな。

と考えていました。

 

新卒時、大量採用のブラック企業からしか内定が貰えなかった私。

自分の価値ってなんだ?

そんな事を自問自答していました。

 

そして。

やっと。

奇跡。

約10日後にメールにて採用通知。

この時、パソコンの前で号泣した私の事が、父親は忘れられないそうで。

未だにお酒を飲むとたまに語られます。

 

 

退職希望

内定先の就業開始や引っ越しの都合で、銀行には3週間後の退職を申し出ました。

 

上司「採用受けながら、働いてたわけ⁈」

私「…はい」

上司「あのね、派遣だしって思ってた?

派遣だって、責任ある社会人なの分かる⁈

教えてきたのにこんなタイミングで辞めるとか。

moriさんが急に辞めたら融資の実行も大変なわけ。次に働く会社では、無責任な働き方は絶対にしない様に!」

私「本当に申し訳ありません。」

上司「ふん、銀行に長年いたら、俺みたいに性格悪くなるからいいんじゃない?

………まあ、ずっとやりたい仕事だったんだろ。内定おめでとう。」

 

上司の言葉は、新卒派遣の私であっても役に立っていた事を暗に伝えてくれる言葉でした。

私がズル休みした事も分かっていたと思いますが…その事は責められませんでした。

 

今の私とほぼ同じ年齢だった当時の上司Iさん。

今会えたら、もう一度心からのお詫びをしたいです。

 

 実は契約社員

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「就職浪人して半年程度で、希望の業種に内定もらえて、派遣社員を辞めたの?!

就職氷河期にしては恵まれてるじゃん! 」

て思いますか??

 

いやいや…

ここで、なんとか希望の業種に内定は貰えたものの、それは…、

mori
契約社員でした…。
 

そんな感じで、超就職氷河期世代moriは、

派遣社員(全く希望の業種でない)

契約社員(やっと希望の業種)

という所に2004年に辿り着いただけで、この後も茨の道が続くのでした…。 

 

続く。